「原点に、口紅をひとつ」を書いた理由

diary

本日、noteに「原点に、口紅をひとつ」というエッセイを公開しました。

今回はその内容というよりも、
どうしてこのエッセイを書くことになったのか、
そのきっかけについて書いてみようと思います。

美をテーマに考えていたこと

きっかけは、「美」というテーマでした。

40歳を迎えるにあたって、
自分に何かひとつ、意味のあるものを贈りたいと思ったとき、
ふと「口紅」という選択肢が浮かびました。

ただきれいになるためではなく、
もう少し、自分のこれまでとつながるようなもの。

そう考えたときに、
高校生の頃に見たある記憶が、少しずつよみがえってきました。

高校生の頃に見たドキュメンタリー

当時、NHKで放送されていたドキュメンタリーで、
フランスの象徴的なブランドであるシャネルが、日本の紅花から
日本らしい紅色の口紅をつくる過程を追った番組がありました。

細かい内容はほとんど覚えていません。

でも、何度も試行錯誤を繰り返しながら、
ひとつの製品を完成させていく開発者の姿だけが、
なぜか強く印象に残っていました。

そのとき初めて、
「製品開発」という仕事があることを知りました。

遠回りのようで、つながっていたこと

その後、私は応用生物学を学び、
研究試薬の製品開発に携わることになります。

華やかな仕事ではありませんでしたが、
再現性や精度を追い続ける日々の中で、
何度も試し、うまくいかなくても手を止めない、
あのとき見た光景と重なる瞬間がありました。

振り返ってみると、
自分の中の興味や感覚は、
ずっと途切れていなかったのだと思います。

今だから思い出したこと

普段は意識することのない記憶でしたが、
「美」というテーマと、40歳という節目が重なったとき、
自然とその原点に戻っていきました。

口紅を選ぶという行為が、
ただの買い物ではなく、
これまでの自分を肯定するようなものに感じられたんです。

エッセイに込めたもの

今回のエッセイでは、

・進路に迷っていた頃の自分
・製品開発という仕事を知った瞬間
・遠回りのようでつながっていた経験
・そして今、自分のために何かを選ぶということ

そういったものを、静かに振り返っています。


もしよければ、
noteのエッセイも読んでいただけるとうれしいです。

原点に、口紅をひとつ|tomoyo
40歳を前にして、私は一本の口紅のことを思い出している。 進路がわからなかった頃 高校生の頃、進路がわからなかった。 生物を選んでいたから理系ではあったけれど、その先に何があるのかが見えなかった。理系の女子の進路といえば薬剤師、という空気は…
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