6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に食べる和菓子として知られる水無月。
京都では古くから親しまれているお菓子で、私にとっても思い出深い和菓子の一つです。
社会人の頃に茶道を学んでいたとき、この季節の茶菓子として必ずと言っていいほどいただいていた主菓子でした。
稽古のたびに目にした水無月は、季節の移ろいを感じさせてくれる特別なお菓子でもありました。
そんな懐かしい味を求めて、今回は放生若狭屋 富山店(若狭屋パーク)を訪れました。
初めて訪れた若狭屋パーク

創業52年、富山県射水市に本店を構える放生若狭屋。
Instagramのプロフィールには、
「おいしいお菓子と楽しい週末を!」
という言葉が掲げられています。
SNSで人気の「かりんとうまんじゅう」や、富山土産として親しまれているまんまるカステラ「とやまる」を販売。
また、富山市秋吉にある若狭屋パークでは毎週土日・祝日に「若狭屋マルシェ」も開催されています。
ハンドメイド作品やフード、ワークショップなどが集まり、地域の人たちが交流できる場所になっているようです。
3歳の息子がお買い物係に

若狭屋パークを訪れるのは今回が初めて。
この日は3歳の息子も一緒でした。
店内に入るなり、
「ぼくが持つ!」
と買い物かごを手に取ります。
和菓子屋さんのかごはスーパーの大きな買い物かごとは違い、3歳児でも無理なく持てるサイズ。
息子はすっかりお買い物係になった気分で、嬉しそうに店内を歩いていました。
カステラの切れ端を買い逃す
店内を見て回ると、水無月以外にも気になる商品がたくさんありました。
特に目を引いたのが、カステラの切れ端を集めたお得な袋。
5個ほど入って300円という価格で、「これは買いかもしれない」としばらく悩んでいたのですが、その間に他のお客さんが最後の1袋を購入。
少し残念でしたが、最近は食べ過ぎ気味なので、「今回はご縁がなかったということで」と自分を納得させました。
それでも次回見かけたら、ぜひ購入してみたいと思っています。
「とやまる」と「かりんとうまんじゅう」を購入
結局、小豆があまり得意ではない息子用に、まんまるカステラ「とやまる」を購入。
そして自分用には、家に帰ってからパパとはんぶんこにすれば罪悪感も少し減るかもと思い、かりんとうまんじゅうを選びました。
お茶と水羊羹の試食をいただく

実は入店するまで知らなかったんですが、若狭屋パークには店内で飲食できるスペースがあります。
レジで会計を済ませると、お茶と水羊羹の試食までいただきました。
和菓子屋さんでゆっくりひと息つけるのは嬉しいサービスです。
つぶ餡は苦手でも、こし餡は好き?
その間、息子は早速「とやまる」を頬張ります。とても気に入ったようで、あっという間に完食。
そして案の定、おかわりを催促されました。
そこで、ダメもとでこし餡のかりんとうまんじゅうを半分渡してみることに。
すると、これも気に入った様子で美味しそうに食べています。
これまで息子はつぶ餡をあまり食べなかったので、「あんこは苦手なんだな」と思っていました。
ところが、どうやらそうでもないようです。
つぶ餡は苦手でも、こし餡なら大丈夫なのかもしれません。3歳児の味覚というのは、なかなか奥が深いものです。
今回のお目当て「水無月」
今回購入した水無月は2種類。
大納言小豆をのせた白い水無月と、うぐいす豆をのせた抹茶の水無月です。
白い水無月が2個、抹茶の水無月が1個入ったセットで販売されていました。

放生若狭屋の紹介によると、水無月は古くから厄払いに使われてきた小豆と、氷を表した三角形のういろうを組み合わせたお菓子。
残り半年の無病息災を願う縁起の良い和菓子だそうです。
玄米茶とともに味わった懐かしい水無月

自宅に帰り、夕食後に白い水無月をいただきました。
温かい玄米茶を淹れ、パパと一つずつ。
もっちりとしたういろうと、ほどよい甘さの小豆。
口に運んだ瞬間、茶道を学んでいた頃の記憶がよみがえってきました。
懐かしい味に、心がほっと癒されます。
月曜日のご褒美時間
そして翌日の月曜日。
慌ただしい朝の送迎を終え、土日の間に息子が思う存分遊んだおもちゃの片付けや家事をひと通り済ませたあと、ようやく自分の時間ができました。
豆から挽いた珈琲を淹れ、この日は抹茶とうぐいす豆の水無月をいただくことに。

抹茶の水無月との新しい出会い
水無月といえば白いういろうのものしか食べたことがありませんでした。
ところが、この抹茶の水無月は想像以上に抹茶の風味がしっかりしています。
うぐいす豆のやさしい甘さともよく合い、
「こんな水無月もあるんだな」
と新しい発見でした。
同じ水無月でも味わいは違う
社会人になりたての頃、お茶のお稽古でいただいていた懐かしい水無月。
そして今は、3歳の息子と一緒に和菓子屋さんを訪れ、自宅で季節の味を楽しむ。
同じ水無月でも、その時々の暮らしや思い出が重なり、味わいもまた少し違って感じられるような気がしました。
季節の和菓子には、その季節の記憶も一緒に閉じ込められているのかもしれません。
お店情報

住所:富山県富山市秋吉137-1
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
こんな方におすすめ
・6月限定の水無月を探している方
・季節の和菓子を楽しみたい方
・かりんとうまんじゅうを食べてみたい方
・子ども連れで和菓子屋さんを楽しみたい方
・若狭屋マルシェに興味がある方

